スローガン

Activation

~自身を活性化し、枠を飛び出せ!!~

基本理念

一人ひとりが自ら動く推進力となり、地域と我らの未来のために躍進しよう。

基本方針

1、個人の自立性を高め、一人ひとりが率先してリーダーとなるべく邁進しよう。

2、 組織としての資質を向上するため組織改革を行い、さらに魅力あふれる団体となろう。

3、地域の課題に立ち向かうべく、明るい豊かな社会の実現に向けて果敢に挑もう。

理事長所信

はじめに

 由利本荘青年会議所は49年という長きにわたり、明るい豊かな社会の実現を理念とし、修練、奉仕、友情の三信条の下に地域に根ざした運動を展開してまいりました。その歩みは先輩諸氏の熱い志を原動力に、地域の皆様の絶え間ないご協力とご支援が積み重なり、今日へと続いております。私は本年度理事長として、ご尽力いただいたすべての皆様に、心より感謝を申し上げます。

 我々は偉大な財産である49年の歴史を継承し、さらに次世代へとつないでいくために、先人の偉業に学ぶとともに現在の社会情勢を捉え、さらにアクティベートした事業と運動を展開してまいります。この地域の未来を担う子供達のために、運動を絶やすことなく展開し、より良い社会をつくることが我々の使命であり、その実現をもって地域への感謝と先輩諸氏への敬意を体現します。

本年、2020年は1964年以来56年ぶりに、第2回目となる東京オリンピックが開催され、大会ビジョンとして「世界にポジティブな改革をもたらす大会とする」と掲げております。世界各国の代表選手が最高のパフォーマンスにより金メダルを目指すように、我々青年会議所もこの記念すべき年に、会員全員が自身をアクティベートすることでスキルを最大限に発揮します。立ち塞がるハードルを飛び越え、未知の可能性に積極的に挑戦し、志を同じうする仲間とともに、自己ベストを目指し邁進してまいります。

個のアクティベート

 JCでは、自らが地域のリーダーとして統率力を発揮する機会など、社会人として必要な個人の能力を向上させる、自己啓発や修練の場が数多くあります。

私自身も秋田ブロック協議会及び東北地区協議会へ出向し、他地域のJC会員と共に学ぶ多くの機会を頂きました。同じ志をもつ仲間と過ごした2年間は私にとって、多角的に視野を広げるとともに、考察力や表現力の向上など数多くの学びがありました。このような経験はLOMや地域、そして自身の中でいきていきます。

 自身のこれまでの枠を飛び出し、成長の機会に立ち向かい挑戦する。多くの仲間達と協力し困難を乗り越え様々な事業を展開することで、かけがえのない友情と絆が生まれます。青年経済人として、また一人の人間としての成長と活性化の場がここにあります。

また、その成長と活性化はJC内にとどまらず、会員一人ひとりの社業でも発揮され、地元企業、ひいては地域全体の活性化につながってまいります。

組織のアクティベート

 組織において重要なのは会員同士の絆と一人ひとりの力です。それぞれの役職、委員会ごとに一人ひとりが自身の役割に自覚と責任を持ち、全員で一つの目標に向かい事業を成し遂げた時に、組織というものが初めて完成すると考えます。そのためには会員一人ひとりが一騎当千となるべく己を磨き、それぞれがリーダーとして組織づくりをしていくことが大切です。

2021年度に当青年会議所は創立50周年を迎えます。先輩諸氏、地域の皆様と多くの関係諸団体のご支援に感謝を示し、盛大に50周年を開催すべく、本年度は50周年準備企画室を設置し、式典の準備や記念事業の企画をするとともに、多くの会員による「おもてなし」ができるよう組織改革を行い、会員拡大を率先して進めてまいります。

地域のアクティベート

由利本荘青年会議所の活動エリアである由利本荘にかほ地域は、少子高齢化や人口減少、後継者不足といった様々な課題を抱えております。ここに住み暮らす我々は愛する地域を守り、青年経済人として地域が活性化し、明るい豊かな社会となるよう率先して課題解決に向けた取り組みを起こさなければなりません。

そのためには、改めて地域の課題を見据え、関係諸団体と連携を密にしながら問題意識を共有することで、多角的な解決方法の模索が必要です。そのうえで、未来を担う子供達が将来に渡り安心して住める持続可能なまちづくりを目指し、三つの事業を展開してまいります。

 一つ目は菖蒲カーニバルです。本事業は本年で35回目を迎え、地域を代表する夏のイベントとして浸透し、毎年多くの方々にご参加をいただいております。踊りを通して老若男女が心から喜びと楽しみを分かち合う事業を目指し、本年度はさらに多くの皆様にご参加いただくために、これまでの歴史に学び、新たな時代の流れを取り入れたより良い事業として活性化し、展開してまいります。

二つ目は国際交流事業です。韓国梁山JCと我々との深い絆で結ばれた本事業は本年で39年目となります。我々が訪韓時に韓国梁山JCから受ける心からの「おもてなし」は39年の歴史が築き上げたものであり、それこそが由利本荘青年会議所と韓国梁山青年会議所の「絆」そのものであります。我々は彼らのその「絆」に対する想いと行動に敬意を表するとともに、会員一人ひとりが「おもてなし」の設えをいたします。この我々の絆が日韓関係の友好促進につながっていくことを願っております。また、日韓相互児童のホームステイを実施することで、日韓の国境と言葉の壁を越えた国際感覚が醸成されます。将来を担う児童達のこの体験は異文化コミュニケーションを学ぶ大切な機会となります。

三つ目は日韓児童交流絵画コンテストです。由利本荘にかほ地域の児童を対象に、自身が住み暮らす地域をテーマとした絵画コンテストを開催いたします。自身の地域に新たな視点で目を向けることで、地域の良さ、美しさを認識します。そして児童達の郷土愛を育みます。

本年度はこれらの事業を主体とした「アクティベーション」を巻き起こす事業を繰り広げ、地域と行政を巻き込み、地域と己の活性化をすべく事業を展開してまいります。

むすびに

これまでを振り返ると、私が2018年度で務めた国際交流委員長では、例会や事業を進める中で何度も仲間達に助けられました。そして会全体に目を向けると、会員同士が協力し合い、お互い助け合う姿に、会員の絆の強さを実感いたしました。また、2019年度の専務理事を務めた際は、会員一人ひとりが持つ個性と事業へ対する熱い想いを実感いたしました。JCは40歳までの限られた時間しかありません。自身を奮い立たせ、一生懸命にJC運動、活動に取り組んでいくことが一人の人間を大きく成長させ、地域を代表する青年経済人へと導くものであると確信しております。

私は、より多くの会員にJCに積極的に参加し、様々な学びとJCを通して広がる絆を深め、己を活性化してもらいたいと切に願っております。

由利本荘青年会議所は自身を最大限に活性化させ、多くの同士達とともに魅力のある事業を展開し、挫折や立ちはだかる困難を乗り越え、何度でも立ち上がる力強さを胸にActiVationしてまいります。

2020年度  第49代 理事長
鈴木 賢幸